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ビジネス・投資ガイド
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| ラオスの主要産業別GDP・労働人口構成比 | |
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| (出所)鈴木基義著『ラオス投資ガイド』日本アセアンセンター発行。2007年。p. 14, 15. | |
逆に、農業関連への投資によって国全体の底上げをはかることができるとも言え、そこには大きな機会が存在しています。ラオス全体の農業を概観した上で、特に注目されている南部高原地域に焦点を当て、今後のラオス農業・アグリビジネスの可能性を探ります。
■ ラオスの農業
国民の大半が第一次産業に従事しているとは言え、ラオスの国土は80%を山岳地帯、40%を森林地帯が占めており、実際のところ総耕地面積は国土全体の10%に過ぎません。ラオスの農業生産は低地非灌漑農業、低地灌漑農業、高地焼畑農業の3種類に分類され、多くは粗放的な天水農業が中心で気候条件の影響を強く受けやすくなっています。また、焼畑農業は貴重な森林資源の破壊を促進してしまっているという懸念がもたれています。
2003年にラオス政府が発表し2020年をターゲットにした国家貧困削減計画によれば、農業・林業部門の開発は国民の食糧自給・安全保障の達成、生活水準向上のために最も重要な課題とされています。具体的な戦略として、灌漑の整備による二期作の拡大や道路アクセスの整備によって生産性を高め、市場ベースの農業を強化することにより、これまで格差の大きかった低地農業と高地・傾斜地農業における所得格差を縮小すること、焼畑農業の縮小などによって水資源や森林資源をサスティナブルに管理することなどが挙げられています。これまでのところ水田の11%が灌漑設備を備えているということです。
政府の取り組みや海外からの開発協力などによって、近年ラオスの農業部門は着実に成長を遂げつつあります。耕作地は増加し、農作物の収穫量は過去20年間で倍増、米の生産性はタイのそれを上回ると言われています。気候変動に強い品種への種子改良も現在では70%に及んでいるそうです。
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| ラオスの主食はもち米 | |
意図せぬ結果とは言え、このことはラオスの農業の潜在的な競争優位となりえます。タイで減農薬の作物を売るには、これまでの土の状況からして少なくとも3年はかかり、ビジネスにならないと言われています。一方でラオスの土壌はこれまで化学肥料や農薬を使用していないこと、また気候的な特性から害虫が少ないことから安心して有機栽培を行うことが可能であり、近年中国の農産物の品質が問題視される中「安全な食」へのニーズの高まりに応えることができるのです。
ラオスの農業は地域ごとに特色があり、北部では焼畑による陸稲栽培のほか、とうもろこし、大豆が多く、中部では水稲・野菜・豆類が、南部ではコーヒー等の商品作物が多くなっています。この中で、特に南部地域は農業において非常に大きな潜在力を秘めた地域として注目されています。この南部の優位性に関して、次に詳しく見ていきましょう。
引用元:
鈴木基義著『ラオス投資ガイド』日本アセアンセンター発行。2007年。p. 14, 15, 70, 71, 82, 83.
『ラオスの投資環境』国際協力銀行 2007年
鈴木基義著『ラオス投資ガイド』日本アセアンセンター発行。2007年。p. 14, 15, 70, 71, 82, 83.
『ラオスの投資環境』国際協力銀行 2007年
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