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ビジネス・投資ガイド
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人口わずか600万人足らず。国土の8割が山岳地帯の内陸国。そんな環境を持つラオスでは、隣国のタイやベトナムと同じような経済発展のプロセスを描くことは難しいでしょう。しかし、海外からの投資魅力に乏しいと言われることの多いそんな山間の小国が、インドシナ地域を支えている産業があります。山の多い地形、急速な経済発展を遂げるベトナム・タイと国境を接する地理的条件を活かしたラオスの主要産業のひとつ、それが水力発電です。ここでは、現在までの電源開発の成果と課題を概観し、これからの展望を明らかにします。
■ 『インドシナのバッテリー』
タイ、カンボジア、ベトナム、中国、ミャンマーというインドシナ周辺国すべてと国境を接する内陸国。山岳地帯が8割を占める地形。タイとの国境を形成しながら流れるメコンの雄大なる流れ。そういった条件からラオスでは今、水力発電が非常に盛んに行われています。それはラオス国内の電力需要を満たすだけではなく、インドシナ全体への電力供給に大きく貢献する可能性を十分に持っているものです。すなわち、人口わずか580万人(ベトナムの15分の1)の小さな国ラオスが、人口2億5,000万人、GDP約1,900億ドル規模のインドシナ半島全体の『バッテリー』となることが期待されているということです。
具体的にどういうことか、まずは現在のラオスの水力発電をめぐるマクロなデータから見ていきましょう。
まずラオスに対する海外直接投資について見てみましょう。この際、投資件数と投資額とでは上位を占める業種がまったく異なることに注意する必要があります。投資件数でみると、第1位は工業・ハンディクラフト部門(19.2%)、第2位はサービス部門(16.0%)、第3位は貿易部門(12.7%)となります。ところが投資額累計値でこれをみると、第1位のエネルギー部門だけで全体の約8割を占めているのです。このエネルギー部門への投資こそ、水力発電開発を目的としたものなのです。1988年11月~2006年までの累計で、水力発電関連の海外直接投資は32件、1件あたりの資本額が平均3.6億ドル、資本額合計で11億ドルとなっており、海外直接投資総額の79.6%を占めています。ラオスはタイを中心とした海外からの投資の力を借りて、積極的にダム建設、電源開発を推し進めていることがわかります。
2006年のラオスの総輸出額において電力は、鉱物資源、縫製品、木材・木材製品に次ぐ第4位の主力輸出品となっています。ラオスで生産された電力の大部分は今のところタイへと輸出されています。従って現状、ラオスが電力の輸出先市場の確保と電力価格の維持とによって安定した歳入を得られるかどうかは、タイからの電力需要に依存していると言えます。ただしタイ・ベトナム両国は、将来的に年間5000MWもの電力を輸出するという契約を結んでおり、今後も安定した電力需要が維持されると考えられます。
またタイ以外の周辺諸国も潜在的な顧客と考えることができます。各国の経済・産業が急成長を遂げつつある中で、今後電力へのニーズが高まっていくことは確実でしょう。特に年間成長率が8%近いベトナムでは、すでに電力不足から都市部での停電が頻発しており、政府・企業はラオスでの電源開発に非常に積極的に取り組み始めているようです。
水力発電はラオスへの投資において非常に大きな可能性を持っています。国を貫通して流れるメコン川の水域は、20000メガワットもの電力を生産する潜在力を有していると言われています。そして現在生産されている電力は670メガワットに過ぎず、潜在力のうちのわずか3%程度に過ぎないのです。政府の目標では今後15年間で5000メガワットの発電力増強を達成することが掲げられ、すでに覚書が交わされ2015年までに開発予定のプロジェクトが12件あるなど、開発は今後一層加速していくと思われます。
■ 『インドシナのバッテリー』
タイ、カンボジア、ベトナム、中国、ミャンマーというインドシナ周辺国すべてと国境を接する内陸国。山岳地帯が8割を占める地形。タイとの国境を形成しながら流れるメコンの雄大なる流れ。そういった条件からラオスでは今、水力発電が非常に盛んに行われています。それはラオス国内の電力需要を満たすだけではなく、インドシナ全体への電力供給に大きく貢献する可能性を十分に持っているものです。すなわち、人口わずか580万人(ベトナムの15分の1)の小さな国ラオスが、人口2億5,000万人、GDP約1,900億ドル規模のインドシナ半島全体の『バッテリー』となることが期待されているということです。
具体的にどういうことか、まずは現在のラオスの水力発電をめぐるマクロなデータから見ていきましょう。
| ラオスへの海外直接投資(1988年11月〜2006年累計)(単位:ドル) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| (出所)鈴木基義著『ラオス投資ガイド』日本アセアンセンター発行。2007年。p. 21. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ラオスの主要輸出品目 2006‐2007年 | |||||||||||||
| (単位:100万ドル) | |||||||||||||
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| (出所)ラオス投資セミナー inバンコク商工省講演資料 |
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またタイ以外の周辺諸国も潜在的な顧客と考えることができます。各国の経済・産業が急成長を遂げつつある中で、今後電力へのニーズが高まっていくことは確実でしょう。特に年間成長率が8%近いベトナムでは、すでに電力不足から都市部での停電が頻発しており、政府・企業はラオスでの電源開発に非常に積極的に取り組み始めているようです。
水力発電はラオスへの投資において非常に大きな可能性を持っています。国を貫通して流れるメコン川の水域は、20000メガワットもの電力を生産する潜在力を有していると言われています。そして現在生産されている電力は670メガワットに過ぎず、潜在力のうちのわずか3%程度に過ぎないのです。政府の目標では今後15年間で5000メガワットの発電力増強を達成することが掲げられ、すでに覚書が交わされ2015年までに開発予定のプロジェクトが12件あるなど、開発は今後一層加速していくと思われます。
引用元:
鈴木基義著『ラオス投資ガイド』日本アセアンセンター発行。2007年。p. 21.
鈴木基義著『ラオス投資ガイド』日本アセアンセンター発行。2007年。p. 21.
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